とある民家の柵に面白い看板(下の写真参照)が取り付けてありました。ちなみに、この民家では柴犬(しばいぬ)を2頭飼っています。2頭とも柵の前の通行人にはフレンドリーで、たいてい柵に寄って来るのです。
ここまで書くともうおわかりでしょう。そうです、柴犬にエサを与える人がいるようなのです(目撃したことはありませんが・・・)。それも日常的にあるようなのです。困ったものですね。
この民家の飼い主の方が偉いと思うのは、「申し訳ありませんが」と最初にクッションの言葉を入れている点ですね。これは素晴らしい戦略?だと思います。
この「申し訳ありませんが」という言葉がないと、とてもとげとげしいメッセージになってしまうからです。エサを与える通行人にも反感を買わないように細心の注意をしているようにも思えます。さらに、「エサ」を赤文字にして、「エサ」を強調したいのがよくわかります。
飼い主の本心としては、「ゴラァ! 犬に絶対エサを与えるんじゃないよ、そこの通行人!」くらいなことを言いたいのではないでしょうか? そこをグッと堪え、オブラートで包んだごとく柔らかい言葉でメッセージを送ることにしたのだと思います。おそらく、苦渋の決断だったことでしょう。大人のメッセージとは、こういうものなのかとつくづく考えさせられた私なのでした。
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